2007年11月02日

加圧トレーニングと心の働き

《加圧トレーニングと心の状態》

加圧トレーニングをすると心の動きに変化が起こる。
これは自分のトレーニング経験から随分以前から考えていた事でした。
私は自分の鬱(うつ)の体験から、特に体と心の関係について、随分時間を割いて学んできましたし、 心への働きかけによって体に大きな変化が起こる(※具体的には暗示や催眠など)と言うことを臨床的も使ってきました。

そんな経験から例えば鬱状態の時に、 タイミングがよければ適度な運動の刺激が症状を改善させると言う事も自分や他人の事例を通して知っているつもりです。
しかしこのタイミングと言うのが難しく、一つタイミングを間違うと鬱の症状を悪化させる事もありえる訳です。

そこで鬱とまでは言いませんが、何らかの形で不安を抱える何人かの人に対して、加圧トレーニングを行う前と後に不安度を測り、 比較して見ることにしたのです。
細かい事は省略しますが、その結果加圧トレーニングを行う前と後では不安の種類にもよりますが、不安の度合いが下がっている事が判りました。
そこで事例は少なかったのですが、その結果を予備研究として2006年の日本加圧トレーニング学会で報告しました。
そうしたら同じ時期にやはり鬱の治療に加圧トレーニングを使っていると言う医師の講演もあって驚きました。

何故加圧トレーニングの後で不安度が下がるのかはよく判りません。
急激に増えた血液中の成長ホルモンが脳内の不安物質に働きかけているのかも知れませんし、 或いは短時間で高い容量に匹敵する運動を与える事そのものが脳に影響をしているのかも知れません。

私が鬱から抜け出したきっかけは交通事故でした。
その時は3年越しの鬱を抱えながら仕事をしていましたが、車の運転中に誤って崖から転落し、 九死に一生を得た事がきっかけで鬱から抜け出たと言う体験があるので、 肉体に与えられる衝撃的な刺激が鬱状態を改善すると言う可能性があると思っています。
そこで加圧トレーニングをうまく活用する事で鬱が治るか、もしくは治るきっかけになるのではないかと考えています。

その後も継続して加圧トレーニングと不安の関係についてを追いかけて見たかったので、中期的な調査を企画し調査に入りましたが、 途中で起こった予期せぬアクシデントに挫折し、この調査は中断してしまいました。

その後加圧トレーニングと精神に関する研究をされる医師の方が現れて、この調査を大学や病院などで続けていただければと思います。

心の問題に関心の無い方には判り難いかも知れませんが、ある特定の運動的な刺激を与える事で精神的な不安や鬱状態が改善されるとすると、 今社会的に増加している鬱症状を抱える人達や、 或いは不登校やいじめなどにさらされる大人と子供達の心と命を救う事が出来るかも知れないのです。

 

 

 

 

 

 

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2007年10月29日

大阪のカンファレンスに出席して

《大阪で初のカンファレンス》

昨日大阪で初めて『日本加圧トレーニング学界のカンファレンス』が行われました。
今までも機会はありましたが何故か実現できませんでした。

たまたま私は和歌山で行われたマラソン大会で出場者に帯同して行ったのですが、簡単に直前のコンディショニングを済ませて、 JRで大阪のカンファレンス会場に向かいました。
会場に到着したのは9時30分で、10時の開始まで充分余裕がありましたが、 座席はほぼ満席に近く加圧トレーニングの人気の高さが窺えるようでした。

講演者はあらかじめ決められていて、特に医師で加圧トレーニングを自分の臨床に使っている人からの発表が多かったのですが、 同じ治療に用いるにしても、医師の加圧の用い方と我々の用い方にはかなりの違いがあるようで、 そう言う意味では勉強になった面も多々ありました。
特に加圧の施術以外の医学的な厳密さと言う面においては、我々臨床家としても見習うべき点は大きいようです。

今年2月の加圧トレーニング学会総会で親しくなった方にも再会でき、色々な情報交換もする事が出来ましたが、その中で話題になったのは、 一般的なトレーニングもろくに経験の無い人が加圧トレーニングの資格だけを取って他人に指導をしていると言う事でした。
12月からはインストラクターの講習そのものが厳しくなり、 どの種類であっても加圧トレーニングのインストラクターは6日間の講習が義務づけられるようですが、 理論的な部分では充分学ぶ事ができるとしても、実際にトレーニングを行う、 もしくは他人に指導すると言う部分では加圧トレーニング以外の自分のトレーニングに関する経験や知識や指導経験に負うところが大きいようです。
今自分が曲がりなりにも加圧トレーニングの統括指導者として、 トレーニングや治療にと効果を上げる事が出来ているのも加圧トレーニング以外の今までの知識や経験に負うところが大きく、 それらの知識や経験が加圧トレーニングとあいまって結果に結びついていると言う気がしますし、 多くの優れた結果を出している指導者の人達にも、それは共通して言える事だと思いました。

加圧トレーニングが今のように急激、かつ爆発的に有名になる事は私にも想像がつきませんでした。
例え加圧トレーニングの方法論は創始者の佐藤氏が40年以上かけて築き上げて来たものだとしても、 世の中には急激に成長した組織や会社が急激に落ち込むと言う例は枚挙にいとまが無く、ある種の法則的であるかの様にも見えます。
一加圧トレーニングの指導者として、そう言う法則に当てはまることなく、健全に加圧トレーニングが世界中に広がる事が心から望まれます。

 

 

 

 

 

 

 

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2007年10月23日

加圧トレーニングと血液

私の中では加圧トレーニングを行うに関して、いくつかの興味あるテーマを持っています。
思いつくままにそのテーマを挙げて見ると


@加圧トレーニングの効果を東洋医学的な視点から見るとどう解釈できるか?(特に気≠ニ血≠ニの関係から見て)
A加圧トレーニングの血管に与える影響についての研究はされているが、血液の状態に対してはどう言う変化を与えるのか?
B加圧トレーニングが人間の精神状態に対してどのような影響を与えるのか?
C野球の各動作について加圧トレーニングと市販のトレーニング用具をうまく組み合わせてることで競技能力(球速、遠投能力、コントロール力、 ベースランニング等)を向上させる為にはどのようなパフォーマンストレーニングが効果的か?
D陸上競技、 特にスプリント系とジャンプ系について短期間でより競技能力を向上させる為にはどのようなパフォーマンストレーニングが効果的か?

と言う様な内容を挙げる事が出来ます。

《加圧トレーニングと血液》

2005年の日本加圧トレーニング学会ではたまたまAの血液に関する報告をする機会がありました。
これは最初から報告をする事を目的としたものでは無く、殆ど偶然と言うべき状況で起こった事でした。

被術者は医師で、知人の紹介で来られた方でしたが、たまたまその知人が血液のが画像を撮影できる位相差顕微鏡を持っていたので、 加圧トレーニングの施術の際にそれをお借りする事が出来たのです。
そこでその被術者に加圧トレーニングを行う前に先ず血液をその顕微鏡で見て画像を撮りました。
症状は全身の関節が痛むと言うものでしたが、撮られた血液の画像では赤血球が連なった、俗に言うドロドロ血液と言われるものでした。 (被術者本人の説明では膠原病とのこと)
加圧は初めての方でしたので、出来るだけ低い圧力で負担をかけないようにと圧力を設定しました。
加圧をかけての軽い運動を上肢、下肢ともにやったあと少し休息を入れてから再び血液の画像を見ると、 見事に連なった赤血球が離れて、いわゆるサラサラ血液と言われる状態となっていました。
トレーニングの時間にしてわずかに20分余りのことでしたので少し驚きました。
また最初に言われていた痛みについては、その後帰られる頃には少しましになり、 翌日には殆どの痛みが消えて病院の勤務に戻ったと言う報告をいただきました。(その後再発したかどうかは不明です)

私にとって興味深かったのは、本当に軽い圧力でやった加圧トレーニングで、簡単に血液の状態が変わったと言う事でした。
その結果を学会で報告した際、他の医師の方から「自分も同じ事をやったのだが、その時は血液はドロドロになったのだが何故だろう」 と言うご質問を受けたのですが、やはり加圧トレーニング時の圧力と負荷の強度による違いがそのような差に現れるのだろうと思われます。
加圧トレーニングの優れたところは、必ずしも強度の高いトレーニングでなくても体には影響を与えていると言う事と、 反面圧力や負荷を誤ると必ずしも期待する効果が得られない、と言う事も常に考えておかなければならないようです。

本当はもっと血液の問題についても調べて見たいことが沢山あります。
しかし私の施設は病院でもなければ大学でもありません、市井の個人経営の施設ですし、 また自分も医師ではありませんので研究できる事には限りがあるのですが、 今後もし機会があればこの加圧と血液についてもう少し東洋医学の立場から調べて見たいと思うことがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2007年10月22日

私が加圧にはまった訳-2

《加圧が仕事の一部に》

前回のブログで紹介したように、自分の為のトレーニング法としてこの加圧トレーニングを始めた私でしたが、 この時点ではまだ自分の治療の一環として加圧を取り入れるとか、他人にトレーニングを施すなどと言う事は全く考えていませんでした。
さらにその後富田林で開業していた整骨院、鍼灸院を大阪市内に移転し、シンセティック・ セラピー学院と言うスクールに重点を置く事になったので、 富田林の方は他の方に譲って私自身は富田林の自宅から大阪市中央区まで通勤する事になりました。

そんな状態が2年近く続いた頃に一本の電話があったのです。
その電話は私の高校の先輩で、現在大阪で私立の強豪校で高校野球の監督をしている人からでした。
電話の内容は部員の治療やトレーニングに関する事で、「今まで関わっていたトレーナーがバレーボールの実業団に行ってしまって困っている」 と言う様な内容でした。

その後の話の進展から、そのチームには怪我を抱える子供も多く、 またトレーニングの内容に関しても設備に関しても沢山の改善点があるように思いましたし、また場所も自分の自宅近くなので、 とりあえず週に1回は大阪市内での診療は休みにして、このチームの為に時間を確保することにしたのです。

また私が加圧トレーニングを行っている事から、出来ればクラブとして加圧トレーニングを取り入れる事を推奨したのです。

さらにその後富田林の整骨院、鍼灸院を引き継いでいた人が自宅で開業する事になり、思い切って私がまた富田林に帰る事に決めたのです。

そんな流れがあってまた富田林の元の場所で開業する事になったのですが、その際私は今までの治療の形態を全て改め、 加圧によるトレーニングと施術ができる様に施設を大きく変える事にしました。

世間では加圧はトレーニングの施設か、或いは治療専門の施設か、と言う様に分けて考える人も多いようですが、 私としては加圧のパーソナルトレーニング関してはトレーニング専門のジムにも負けないし、 また治療に関しても他の治療施設に負けないと言う自負があるので、あえてトレーニングと治療を一つの施設の中で融合しています。

その根底には運動器系≠ノついては本来治療とトレーニングは一体であるべきだと言う、私が何十年かの臨床経験の中から確信してきた 信念≠ェあると同時に、この加圧トレーニング≠ニ言うものが、 その治療とトレーニングをシームレスでしかも効果的に繋いでくれると言う確信が持てたからです。

以上のように元々は自分の為に始めた加圧トレーニング(その当時は加圧筋力トレーニングと言っていました)でしたが、 今では私の仕事の中で色々な意味で大きなウェイトを占めるようになっています。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2007年10月19日

私が加圧にはまった訳-1

《加圧トレーニング大阪富田林支部の公式サイト公開》

やっと加圧トレーニング富田林支部の公式サイトを公開できるようになりました。
私が自分の為に加圧トレーニングを始めてからもう丸6年を過ぎて、7年目に入っています。
そもそも私が加圧トレーニングを始めたきっかけは、筋力の低下が気になりだした事がきっかけでした。

ちょうど8年ほど前のことでしたが、柔道整復師の組合の仕事で福岡に出張した際、新しい事務所の工事現場に見学に行きました。
まさに工事中でしたのでとても足場が悪く、同行した理事の人達が建設資材をよけて歩く際にみんな足元がふらついているのです。
それを見ながら私は内心「こいつらほんまに普段から運動して無いな」と馬鹿にしていたのです。
ところが私もその場所を通る際に他の理事達と同じように足元がふらついてしまったのです。
正直その時私は愕然!としたことを覚えています。

考えて見ればその時期は長年続けていた少林寺拳法の道場を辞めて数年が経っていて、週に1回だけ子供に護身術を教えていたのと、 やはり週に1回程度トレーニングルームでスタックウェイト式のマシンを使ってウェイトトレーニングをする程度でした。
それも仕事の都合で1ヶ月以上トレーニングが出来ないことも多く、まじめにトレーニングをやっていると言う状態ではありません。
さらにウェイトトレーニングでは、どうしてもウェイトを上げる事にこだわる傾向があり、徐々に時間をかけてウェイトを上げて行っても、 1ヶ月以上と言うブランクが出来てしまうと、元のウェイトに戻すにはまた時間をかけて行かなければなりません。 特に40代半ばを過ぎているとそう言う問題が顕著に目の前に立ち塞がって来るのです。
それにしてもじぶんより年配(当時は50代前半)の他の理事さんたちとまさか自分も同じように衰えていると言うのは、大きなショックでした。

そこで私は筋力トレーニングをもっと身近にする為にどうしようかと考えたのです。
その時考え付いたのはダンベルを沢山買って自分の行く先々に置いておくというものでした。
またダンベルの重さは重過ぎないように注意しました。
つまり1RM(最大筋力)の80%なんて負荷を目安にすると、 気楽に気が向いた時にトレーニングをするなどと言うのはとんでもない事になります。
そこで従来のトレーニング理論にこだわる事無くとにかく、気が向いたら脚はスクワットとカーフレイズ、 腕はベンチプレスとトライセプスキックバックとアームカールをと言う具合にそれぞれを1RMの20% 以下の負荷で1日に何回と気分転換にやりだしたのです。

これをしばらく続けていると、だんだんと足腰もしっかりしてきて体全体もシャキッとするようになって来ました。
特に私の場合は頸部では変形性の頚椎症があり神経の圧迫による根症状も出ていますし、腰椎では横突起と棘突起が骨折していますし、 また腰椎の椎体にも分離があるので、自分の筋肉でしっかりとコルセットを作っておかないと不快な症状が襲ってきます。

そこでまた欲が出てきた私は、筋力が付いてきたことを良いことに、ヘビーサンドバックを相手にパンチやキックのトレーニングを始めたのです。
そこでまたショックな事が起こります。それはパンチやキックの衝撃で頚椎や肩の深部に痛みが出始めたのです。
考えて見れば、軽い負荷で表面の筋肉を軽く撫でたような筋トレでは当たり前の事で、日常生活では多少しっかりしたと思っても、 大きな衝撃を受けると関節が悲鳴を上げます。

そこでもう昔のようにサンドバックを叩くのはあきらめなければならないのかと少し落ち込んでいたのです。

そんな時ちょうど、友人で仙台でスピン治療院を営む横山さんが以前から加圧トレーニングの話をしていたのを思い出したのです。 また偶然でしょうか加圧トレーニングと同じようなトレーニング方法を紹介した本を買って読み、 いつか自分もこう言うトレーニングを試して見たいと思っていたので、さっそく横山さんに加圧ベルト(筋力アップクン)を取り寄せて貰い、 使用法をレクチャーして貰ったのです。

それから早速週2回、この加圧筋力トレーニングを始めたのでした。
またその当時はマシンを使った筋トレを復活していたので、加圧トレーニングと普通のウェイトトレーニングとを併用すると言う形でしたが、 それでも見る見るうちに体が変わっていくのが判ります。
うれしい事に3ヶ月後にはヘビーサンドバックを思いっきり突いても蹴っても大丈夫なくらいに体が変わって来ましたし、 さらに嬉しい事には15分間サンドバックを蹴りっぱなしでも大丈夫になり、 ひょっとして20年前より今の方が強いのではないかとまで思うようになりました。

こうなるともう加圧トレーニングを止める訳には行きません。それから今日まで今は仕事の一部となった加圧トレーニングですが、 私の体を維持する為の必須トレーニングとして続いているのです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2007年10月15日

加圧トレーニングについて

《加圧トレーニング富田林支部》

今まで他のブログの中で、加圧トレーニングについても触れていました。

また加圧トレーニングに関するホームページ(http://www.ki-jp.com/conditioning/) も既に立ち上げていましたが、この度新たに『加圧トレーニング富田林支部』の公式ページを立ち上げる事になったので、 これに先立って当支部での加圧トレーニングの実際や、公開可能な範囲での裏話なども紹介したいと思います。

尚支部の公式ページはまだ製作中であるために、現時点アドレスは紹介できません。
ページが完成した時点ですぐにこのブログで紹介しますので、しばらくお待ち下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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