2007年10月23日

加圧トレーニングと血液

私の中では加圧トレーニングを行うに関して、いくつかの興味あるテーマを持っています。
思いつくままにそのテーマを挙げて見ると


@加圧トレーニングの効果を東洋医学的な視点から見るとどう解釈できるか?(特に気≠ニ血≠ニの関係から見て)
A加圧トレーニングの血管に与える影響についての研究はされているが、血液の状態に対してはどう言う変化を与えるのか?
B加圧トレーニングが人間の精神状態に対してどのような影響を与えるのか?
C野球の各動作について加圧トレーニングと市販のトレーニング用具をうまく組み合わせてることで競技能力(球速、遠投能力、コントロール力、 ベースランニング等)を向上させる為にはどのようなパフォーマンストレーニングが効果的か?
D陸上競技、 特にスプリント系とジャンプ系について短期間でより競技能力を向上させる為にはどのようなパフォーマンストレーニングが効果的か?

と言う様な内容を挙げる事が出来ます。

《加圧トレーニングと血液》

2005年の日本加圧トレーニング学会ではたまたまAの血液に関する報告をする機会がありました。
これは最初から報告をする事を目的としたものでは無く、殆ど偶然と言うべき状況で起こった事でした。

被術者は医師で、知人の紹介で来られた方でしたが、たまたまその知人が血液のが画像を撮影できる位相差顕微鏡を持っていたので、 加圧トレーニングの施術の際にそれをお借りする事が出来たのです。
そこでその被術者に加圧トレーニングを行う前に先ず血液をその顕微鏡で見て画像を撮りました。
症状は全身の関節が痛むと言うものでしたが、撮られた血液の画像では赤血球が連なった、俗に言うドロドロ血液と言われるものでした。 (被術者本人の説明では膠原病とのこと)
加圧は初めての方でしたので、出来るだけ低い圧力で負担をかけないようにと圧力を設定しました。
加圧をかけての軽い運動を上肢、下肢ともにやったあと少し休息を入れてから再び血液の画像を見ると、 見事に連なった赤血球が離れて、いわゆるサラサラ血液と言われる状態となっていました。
トレーニングの時間にしてわずかに20分余りのことでしたので少し驚きました。
また最初に言われていた痛みについては、その後帰られる頃には少しましになり、 翌日には殆どの痛みが消えて病院の勤務に戻ったと言う報告をいただきました。(その後再発したかどうかは不明です)

私にとって興味深かったのは、本当に軽い圧力でやった加圧トレーニングで、簡単に血液の状態が変わったと言う事でした。
その結果を学会で報告した際、他の医師の方から「自分も同じ事をやったのだが、その時は血液はドロドロになったのだが何故だろう」 と言うご質問を受けたのですが、やはり加圧トレーニング時の圧力と負荷の強度による違いがそのような差に現れるのだろうと思われます。
加圧トレーニングの優れたところは、必ずしも強度の高いトレーニングでなくても体には影響を与えていると言う事と、 反面圧力や負荷を誤ると必ずしも期待する効果が得られない、と言う事も常に考えておかなければならないようです。

本当はもっと血液の問題についても調べて見たいことが沢山あります。
しかし私の施設は病院でもなければ大学でもありません、市井の個人経営の施設ですし、 また自分も医師ではありませんので研究できる事には限りがあるのですが、 今後もし機会があればこの加圧と血液についてもう少し東洋医学の立場から調べて見たいと思うことがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by kaatsu-master at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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