2008年10月28日

第10回加圧トレーニングカンファレンスのこと

《東京カンファレンス》

今年もこの時期に加圧トレーニングのカンファレンスが開催されました。

去年も大阪でちょうどこの時期にカンファレンスが開催されていました。

私にとってはこの時期は自分の見ているマラソンランナーが出る大会と重なる事が多くて、時間のやりくりに戸惑う事が多いのです。

幸い去年は大阪での開催だったので、和歌山のマラソン開催地で選手のコンディショニングを済ませて、大慌てで電車に乗り、 カンファレンス会場の梅田まで駆けつけました。

しかし今年はそういう訳にも行かず、マラソンへの帯同はあきらめて東京のカンファレンスに出席しました。

確か去年のカンファレンスの事もこのブログで書いたのですが、東京という土地柄もあってか、また一般の方も参加無料という事もあり、 700名を超える参加者があったとの事でした。

もっとも最後に加圧トレーニングの広告塔ともいうべきタレントの杉本彩さんがパネルディスカッションで登場すると言う事もあって、 最後まで立ち見の方もおられたようです。

一時期は藤原紀香さんが加圧トレーニングの広告塔の役割を果たしていましたが、やはりその辺はタレントさんという事で、 事務所の絡みやギャラの問題など色々あるのでしょう。

 

でも杉本さんてコアリズムでスリムになったんじゃなかったかな(笑)

 

話は変わりますが、私は少し前までよく東京でセミナー(加圧とは関係ない)を開催していたりした事もあり、多いときには月に2、 3度は東京で仕事をしていた時期もありました。

しかし最近は上京すると言えば加圧に関連する事に絞られるようになって来ました。

また講習などのセミナー業としての比率も圧倒的に加圧に関連したものが多くなっています。

 

《加圧雑感》

元はといえば今を去ること7、8年前に、加齢による自分の体力低下を何とかしたい、欲を言えば若返りたいと言う思いから、 自分のためにはじめた加圧トレーニングでしたが、いつの間にか加圧で飯を食うプロになってしまいました。

治療家としての側面から見ても、加圧の治療効果は高く、治療全体としても鍼などを用いる比率が格段に少なくなり、 加圧による治療の比率が多くなっています。

鍼灸師の私が言うのもおかしいのですが、加圧を使いこなす事で今まで鍼や他の物療が占めていた割合が格段に下がってきました。

今回のカンファレンスでも、鍼灸や柔整の方が治験例発表をされていましたが、 やはり多くの治療家の方が他の治療法から加圧を中心に切り替えられているようです。

これは加圧による治療効果の高さが他の療法に比べて直後効果、持続効果など、どの点をとっても格段に優れている、 という点にあると思います。

もちろん加圧による治療が万能とは言いませんが、私の場合を例に取ると、やはり治療の中心は加圧で、 他の療法はそれを補うと言う形になってきています。

 

カンファレンスには日本全国から加圧トレーニングの指導者の方も見えていますので、普段話が出来ない方とも交流が出来るのですが、 最近指導者間でよく話題になるのが〔よくない加圧〕の事です。

これだけ加圧の施設が増えてくると、まともにやっている施設とそうでない施設に分かれてくるのは仕方がないことかも知れませんが、 かなりでたらめな『加圧トレーニング』の施設もあるようです。

去年のカンファレンスから1年、振り返って見ると加圧トレーニング業界全体も、 また私の周辺でも加圧に関る大きな変化が起こっています。

しかし私のスタンスとしては、流行に流される事なく、 加圧に関してはマイペースで自分のやり方を高めながら日々の治療家としての仕事もパーソナルトレーナーとしての仕事も、 またインストラクター養成の仕事も少しでも良い内容を提供していけるようにしたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by kaatsu-master at 11:47| 大阪 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月07日

加圧トレーニングと相性の良いものって

《加圧トレーニングの効果と組み合わせる○○(トレーニング)の事》

前回このブログで、加圧トレーニングをよく知らない方が加圧トレーニングへの誤解をもたれる事について触れる機会がありました。
そこで一度加圧トレーニングと他のトレーニングの組み合わせについて考えて見たいと思います。

結論から言うと、加圧トレーニングと他のどのような種類のトレーニングであっても、トレーニングに用いられる重量などの負荷と、 いわゆる加圧値(用いられる圧力の値)が適正でありさえすれば、加圧トレーニングとしての効果は得られると考えられます。

しかし簡単に適正な負荷と言っても、実際にこの負荷を決定するのは難しい面もあり、 誰でも簡単に正しい負荷が求められるというものでもありません。

 

《トレーニングなどの種類について》

では一般に見られる加圧トレーニングと他のトレーニングについて考えて見ましょう。

ひとつはもっともオーソドックスな筋力トレーニングについてです。

これはよく知られているように、加圧トレーニングでは最大筋力の20%から30%程度の負荷で、通常の筋力トレーニングでつかう80% から90%の負荷に相当する効果が得られるというものです。

私にとってはこれこそが加圧トレーニングで、現在も圧と負荷の狭間で葛藤しながら自分のトレーニングに取り組んでいます。

最近はこういうオーソドックスなトレーニング以外にも、多様な加圧トレーニングが発生してきていますが、 その辺のところも少し考えてみる事にしましょう。

そのひとつは、筋肉の成長にはそれほど重点を置かないで、成長ホルモンの作用に主眼を置いたものです。
多くのエステが加圧トレーニングを取り入れ始めたのも、この成長ホルモンの作用に着目したからで、単純に言えば、重量負荷にこだわらないで、 成長ホルモンの分泌を促進しその効果によってエステティックの効果をさらに高めようとする発想だと思います。

これはこれで良いのですが、重量負荷を用いた筋力トレーニングとは違った難しさもあります。

 

さらにもうひとつは、競技力向上のための加圧トレーニングです。

現在私の施設でも複数の競技に関る方のトレーニングを行っています。

例えば野球、ゴルフ、テニス、陸上競技(短距離、中長距離、高飛び等)などの種目が主流ですが、 特にゴルフとテニスは多くの方のトレーニングに関っています。

そして野球ならピッチングやバッティングのコントロール、パワーの向上、テニスなら下半身の強化と肩などの持久性の向上、 ゴルフなら下半身や軸の安定と、飛距離の向上、陸上競技なら、ピッチ、ストライドの改善やスピード、ジャンプ力の向上などを目的に、 筋トレをベースにしたパフォーマンストレーニングを行っています。

もちろん最近はこれ以外にも、まだまだ様々な加圧トレーニングの形というものがあるでしょうし、 さらに加圧トレーニングを取り入れようと考えている方もおられるのでしょう。

それはそれで加圧トレーニングの裾野が広がるという点で喜ばしい事なのですが、 反面これはと思うようなコラボレーションも見かけられます。

具体例は避けますが、単に思いつきで組み合わせただけだとしか思えないものもあるようです。
しかし私から言わせれば、それはちょっとした改善でまったく違ったものになる可能性を含んでいます。

加圧トレーニングと一緒にするのか、加圧トレーニングの前にするのか、 或いは加圧トレーニングの後でするのかと言った点を考え直すだけで、 加圧トレーニングとその何かとの相乗効果を期待できるようになるものもあるはずです。

 

《結局どうなの》

 

加圧トレーニングと組み合わせる○○について、全て私が判っている訳ではありませんが、一つだけ確実だと言える事があるとすれば、 それは先ず加圧トレーニングの基本的な理論を理解する事から始まるのだと言う事です。

きちんと加圧トレーニングの基礎的な理論が理解されていれば、いろいろな○○と組み合わせてもそれなりの効果は出てくるはずなのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by kaatsu-master at 14:09| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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