《東京カンファレンス》
今年もこの時期に加圧トレーニングのカンファレンスが開催されました。
去年も大阪でちょうどこの時期にカンファレンスが開催されていました。
私にとってはこの時期は自分の見ているマラソンランナーが出る大会と重なる事が多くて、時間のやりくりに戸惑う事が多いのです。
幸い去年は大阪での開催だったので、和歌山のマラソン開催地で選手のコンディショニングを済ませて、大慌てで電車に乗り、 カンファレンス会場の梅田まで駆けつけました。
しかし今年はそういう訳にも行かず、マラソンへの帯同はあきらめて東京のカンファレンスに出席しました。
確か去年のカンファレンスの事もこのブログで書いたのですが、東京という土地柄もあってか、また一般の方も参加無料という事もあり、 700名を超える参加者があったとの事でした。
もっとも最後に加圧トレーニングの広告塔ともいうべきタレントの杉本彩さんがパネルディスカッションで登場すると言う事もあって、 最後まで立ち見の方もおられたようです。
一時期は藤原紀香さんが加圧トレーニングの広告塔の役割を果たしていましたが、やはりその辺はタレントさんという事で、 事務所の絡みやギャラの問題など色々あるのでしょう。
でも杉本さんてコアリズムでスリムになったんじゃなかったかな(笑)
話は変わりますが、私は少し前までよく東京でセミナー(加圧とは関係ない)を開催していたりした事もあり、多いときには月に2、 3度は東京で仕事をしていた時期もありました。
しかし最近は上京すると言えば加圧に関連する事に絞られるようになって来ました。
また講習などのセミナー業としての比率も圧倒的に加圧に関連したものが多くなっています。
《加圧雑感》
元はといえば今を去ること7、8年前に、加齢による自分の体力低下を何とかしたい、欲を言えば若返りたいと言う思いから、 自分のためにはじめた加圧トレーニングでしたが、いつの間にか加圧で飯を食うプロになってしまいました。
治療家としての側面から見ても、加圧の治療効果は高く、治療全体としても鍼などを用いる比率が格段に少なくなり、 加圧による治療の比率が多くなっています。
鍼灸師の私が言うのもおかしいのですが、加圧を使いこなす事で今まで鍼や他の物療が占めていた割合が格段に下がってきました。
今回のカンファレンスでも、鍼灸や柔整の方が治験例発表をされていましたが、 やはり多くの治療家の方が他の治療法から加圧を中心に切り替えられているようです。
これは加圧による治療効果の高さが他の療法に比べて直後効果、持続効果など、どの点をとっても格段に優れている、 という点にあると思います。
もちろん加圧による治療が万能とは言いませんが、私の場合を例に取ると、やはり治療の中心は加圧で、 他の療法はそれを補うと言う形になってきています。
カンファレンスには日本全国から加圧トレーニングの指導者の方も見えていますので、普段話が出来ない方とも交流が出来るのですが、 最近指導者間でよく話題になるのが〔よくない加圧〕の事です。
これだけ加圧の施設が増えてくると、まともにやっている施設とそうでない施設に分かれてくるのは仕方がないことかも知れませんが、 かなりでたらめな『加圧トレーニング』の施設もあるようです。
去年のカンファレンスから1年、振り返って見ると加圧トレーニング業界全体も、 また私の周辺でも加圧に関る大きな変化が起こっています。
しかし私のスタンスとしては、流行に流される事なく、 加圧に関してはマイペースで自分のやり方を高めながら日々の治療家としての仕事もパーソナルトレーナーとしての仕事も、 またインストラクター養成の仕事も少しでも良い内容を提供していけるようにしたいものです。