2008年08月21日

継続は力なり

《継続する事の難しさ》

加圧トレーニングに関わらず、トレーニング全般やその他体に良いと言われる事、例えばウォーキングにせよ、ジョギングにせよ、 気功にせよ太極拳にせよ、全て体に良いと思われる効果が出てくるのには時間が掛かるものです。
※但し加圧トレーニングについては、目的によっては短時間で効果を得られ場合もあるので必ずしも当てはまらない場合もあります。

いずれにせよ、健康法と言われるものは、@現状⇒A刺激⇒B変化⇒C達成⇒D維持、 と言うプロセスを経て効果を表して行くのが一般的です。
先ず@の現状とは、スタートとなる今の自分の状態です。
それは体脂肪がどうとか、コレステロールがどうとか、メタボリックだとか言う、いわゆる不健康な状態を自覚して、 何とかしたいと思うきっかけとなる状態であったり、或いは健康ではあるがもう少しゴルフで飛距離を伸ばしたいとか、 或いは自分の行っている種目でタイムを縮めたいとか言う欲求の元になる状態です。

次にAの刺激とは、@の現状を踏まえて、その状態から抜け出したり改善したりするために何かをする、この何かの部分にあたります。
もちろん加圧トレーニングもそうですし、誰かに誘われてヨガ教室に行くとか、とにかく体を変える為のアクションを起こし、 その事によって体が刺激を受ける事を指します。

Bの変化は、刺激を受けた体がその刺激に反応して何らかの変化を起こす事を言います。
適正な加圧トレーニングであれば、筋肉の量が増えるとか、筋力が強くなるとか、或いは体脂肪が減るとか、 その刺激に応じた客観的あるいは主観的な変化が起こる事を言います。

Cの達成は、@の状態からAによってBに行き、そこで最初に目指した状態が達成される事を言います。
つまり目的の体脂肪値になるとか、目的の飛距離達するとか、 或いは目的のタイムが出せるようになったとか@の時点で目指した到達点に達する事を言います。
もちろんこの到達点は絶対的なものではありませんから、常に修正、変更されて行く可能性があります。

Dの維持は@からCまでに行き着く事はもちろんなのですが、さらにCで得た状態を持続させるか、 もしくはさらなる高みを目指すと言う場合に出てくる問題なのです。
加圧トレーニングの場合は基本的にパーソナルトレーニングですから、費用面でも決して安いものではありません、 従って継続する為にはある程度の金銭的なゆとりが必要になります。
そのためにある程度の効果を得るとトレーニングを中断される場合も有るようです。
しかしお金の掛からない、例えば自分でジョギングをするとか、費用負担の少ないトレーニング施設に通う場合でも、 やはりこのDは大きな問題となってきます。

つまり人間と言うものは、ある程度の結果を得るとなんとなくそこで満足してしまう事が多いからです。
例えば収入とか、地位などもそうで、もっと向上できる能力があっても、まあここまで来れたら充分ではないか、と言う満足感が出てくると、 そこで努力を止めてしまうと言う事はよくあります。
しかし、健康に関してはこの考え方は絶対に通用しないのです。

健康に関しては、@からスタートしてCまで到達出来たとしてもここで努力を辞めて、例えば暴飲暴食をしたり、 運動する事を全くやめてしまうとあっと言う間に転落の一途を辿ってしまいます。
これは年齢が高くなるにつれてより顕著になって来ます。
例えば30歳代の時にならウェイトトレーニングを1ヵ月中断したとしても、元のウェイトに戻すのに、さほどの期間は必要ありません。 20歳代ならなおの事、1ヵ月のブランクを埋めるのにそれほどの苦痛はありません。
ところがこれが40歳代となると、かなり根性を入れないと元の状態に戻る事は大変です。

従って50歳代、60歳代と言うように、年齢が上がれば上がるほど、一旦得たCの状態に戻る事が困難になって来ます。
どちらかと言えば初めて@からCを目指した時よりも、精神的には大きな負担や挫折を感じるかも知れません。

私自身は自分が競技を離れて、単独で意識的にウェイトトレーニングをしだしてから20数年になりますが、 今日までを振り返ると@からCの繰り返しであったようにも思えます。
特に初めて加圧トレーニングに出会うまでの6〜7年前までは、特に仕事の関係でジムに通う事も難しく、 かと言って自宅にもマシンはありましたが、コンスタントにトレーニングを継続する事は非常に難しかったと思います。

その理由は私の場合は、 例えば1ヵ月抜けると元のウェイトに戻す事を考えるだけでトレーニングに嫌気が指してしまうと言うのが一番大きな理由でした。
この他にもウェイトトレーニングに限らず、どの健康法にも恐らく同じような再開を拒む理由が存在すると思います。
例えばジョギングならば、すぐに息が上がってしまうと言うのもあるでしょうし、 気功や太極拳なら教室に行くのに敷居が高くなっていると言うのもあるかも知れません。
以前は私も気功の教室をやっていたから判りますが、いくら仕事の都合だと言え、継続していた教室通いが1ヵ月以上中断すると、 教室の敷居が高いのと面倒くさいのとでそのまま辞めてしまう人もかなりおられたようです。

そこで考えなければならないのはDのトレーニング維持すると言う事になります。

仕事の都合で継続出来ないと言うだけではなく、年齢が高くなればなるほど、病気や怪我などの障害で中断されるケースが増えてきます。
昨日まで元気でトレーニングに来られていた高齢者の方が、ある日突然骨折や病気で入院し、 長期間トレーニングが出来なくなるなどと言う事もあります。
そしてこのような場合は往々にして、そのままトレーニングに復帰できない状態に陥ると言う事が多いのです。
またトレーニングを再開しようとしても、長期間の中断のために筋肉は弱化して最初の@の状態よりもさらに悪い状態になっています。
このような場合には、よほどの強い意志を持っていないと再び復活してCの状態に戻るのは至難の業になってしまいます。

しかし復活しない限りはCの状態に戻る事は出来ません。

こう考えて見ると、@からDまでのプロセスの中で最も重要なのはDの維持する事だと思えてきます。
そして何をトレーニングの方法として選ぶか、と言う点ではA⇒B⇒Cのプロセスが少ない精神的、 肉体的負担で獲得できるものだと言う事になります。

もちろん個人の好みと言うものがありますから、それに沿ったものであると言う必要もありますが、ことウェイトトレーニングで言うと、 年齢が高くなればなるほど、重い重量でのウェイトトレーニングは負担が大きくなりますから、 加圧トレーニングのような軽い負荷で行えるものは持続しやすく、また中断しても復活が容易だと言う事になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by kaatsu-master at 13:58| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月07日

加圧トレーニング特定資格者講習を終えて

《加圧トレーニング特定資格者講習のこと》

6月28日から始まったNPO法人東大スポーツ健康マネジメント研究会の主催による、加圧トレーニング「特定資格者」 養成講習会に参加しました。
この講習会開催の背景には色々な理由があったようです。例えばアメリカでの加圧トレーニングの普及をにらんだ国内指導者のレベルアップや、 従来からの既存資格者の啓発などもその理由だと考えられます。

私的にはやはり加圧トレーニングの指導者として、私の講習を受講していただく方々に常に先端の、かつ正しい情報を提供したい、 と言う点とまた私のトレーニングを受けていただく方々に対して、より良い質の加圧トレーニングを提供したいと言う思いからでした。 もちろん自分のトレーニングの質を向上させる事も受講理由に含まれています。

講習会は東京大学駒場キャンパスの校舎で行われ、4日間の理論講習の中で自分が学生に戻ったような、 不思議な気分を味わう事が出来ました。

講義の内容は多岐に渡り、また東大の教授を中心に充実した講師陣により、 今まで学会や論文などで明らかにされてきた加圧トレーニングに関する最先端の情報を元に、 さらに加圧トレーニング施術における注意すべき事柄などについてなど、かなり詳細な講義が行われました。

4日間の理論講習最終日にはしっかりテストも行われました。
このテストが曲者で、論述式で9科目のテストと言うのはかなり厳しく、90分の試験時間もあっという間に過ぎてしまいました。

このテストに合格しないと次の実技講習に進めないと言う事で、一応合格発表までに新幹線やホテルの予約など、 実技講習受講の準備をしていた自分にとっては、不合格であると大変困った事になってしまいます。
しかし結果は合格であり、その結果を聞いた時点でほっと胸をなでおろしたものです。

ただ理論講習の受講者が約70名であり、そのうちの1次合格者が10名に満たないとの事でしたので、 かなり厳しい評定であった事が伺われます。

もちろん講義の内容もかなりレベルが高く、また非常に特殊な内容なので、 単に講習を受けて勉強したら誰でも合格すると言う内容では決してありませんでした。

実技講習に行きますと、そこで1次合格者の顔ぶれが判ります。
医師の受講者が何名かいた中、合格者は僅か1名であった事と、全く初めての受講にも拘らず合格された方がおられたので、これも驚きでした。

自分の事を考えて見ますと、毎回の学会参加や或いはインストラクター養成講習の為に勉強する、 と言う機会が与えられていたからこそ一次合格できたのであり、 もし全く初めて理論講習だけで受験したのなら恐らく一次合格は難しかったと思いました。(※ 1次合格者以外は論文による追試が厳正に行われるとの事です)

そして最後の2日間の実技講習と試験を終え、加圧トレーニング特定資格者≠ニなったのですが、 やはり幾つになっても学ぶと言う事は大切な事だと実感しました。
また自分が興味を持っているジャンルの学習と言うものは楽しいものです。


《試験を受けること》

試験について私は今まで必要に迫られて色々な試験を受けて来ました。

かつて合格したものだけを思いつくままに上げて見ると、行政書士、建築士、宅建主任者、鍼師、灸師、マッサージ師、柔整師、 トレーニング指導士、ファイナンシャルプランナーなどが上げられます。
これらの資格についてトレーニング指導士以外の受験勉強や試験中に楽しいと思った記憶は殆どありません。

今回の特定資格者はおおやけの資格ではありませんが、講習中も興味深くそして楽しく受講できましたし、 テストそのものも楽しく受験する事が出来た事は大きな喜びでした。

加圧トレーニングと言うものは非常に大きな効果があるものですが、反面まだ未知の部分が殆どの分野でもあります。
従って指導する側も常に学習し、かつ研究すると言う態度が必要な事は言うまでもありません。

確かにブームは少なからず我々にも影響を与えていますが、決してブームに左右される事なく加圧トレーニングの指導、 研究そして実践に努めて行きたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by kaatsu-master at 12:11| 大阪 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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