2009年11月01日

インストラクターフォローアップ講習開催についての報告

インストラクターフォローアップ講習についての報告≫

加圧トレーニング富田林支部としてのインストラクターフォローアップ講習を実施した。

8月末に先に中国四国地区のフォローアップ講習をすでに実施しているので、支部としてはこれが2回目となる。

参加者は該当者の半数ていどで10数名であり、場所は『ボディーワークス大阪』さんの施設を代表者の吉村さんのご厚意で使用させていただいた。
この場を借りて改めてお礼を申し上げたい。

講習の内容は本部のカリキュラムに沿って適正圧の求め方の実習を中心として行い、その後質疑応答や意見交換などが行われた。

参加者の中には本部の指定する学会や講演会、カンファレンスなどに今まで全く参加した事のない人もいたが、参加者全員が真剣に実技の講習に取り組み、またほぼ全員から活発な質問や意見が出た事は主催したものとして喜ばしく、また頼もしく感じるものだった。

今回仕事の都合等で参加できないとの連絡を受けている方もおられたが、残念ながら何の連絡もなく、また本部の指定するイベントに一度も参加した事が無いと言うインストラクターが複数名いる事も事実である。

そう言う方は単位取得の問題だけではなく、加圧技術についての向上意欲も薄いのではないかと推測される。
やはり加圧トレーニングを業とする以上、我流に走る事無く先ず正当な技術を向上させる事を心がけていただきたいものである。

さらに加圧トレーニングとは直接関係は無いが、今回の受講者の半数以上の方がTRXインストラクターの資格を有しているので、当支部とTRXトレーニング協会との間でその資格の取得状況が正式に把握されている方に対しては、私が個人的に作成したTRXトレーニングマニュアルを配布した。

私の周辺では加圧トレーニングのオプション的トレーニングとしてTRXを提供される方が増えているが、単に加圧をしながらTRXトレーニングを行うと言うだけでは双方の効果を相殺しあう可能性もある。

そこで私は個人的に加圧トレーニングとTRXのトレーニング効果を、相乗的に高める為のトレーニングの方法を常時研究しているが、今後も当支部を通してTRXインストラクターの資格を取得された方等については、上記のトレーニングマニュアルの配布や相乗的に効果を上げるためのトレーニング方法に関する情報提供を行っていく予定である。

但し単独でTRXインストラクター講習に参加された場合については、上記の情報提供やフォローの対象外となる。

 

≪大阪の困った加圧トレーニング事情≫

講習会場で話題になった事に、大阪市内の某加圧トレーニング施設廃業の問題があった。

この施設は開設された当初から、かなり高額な入会金や保証金、年間更新料などの名目でかなり高額な金銭を集める事で知られていたが、その施設が突然一方的な通知を会員に送りつけ、施設を閉鎖したと言うのである。

多くの会員には返還すべき金銭もかなりあるようだが、責任者には現在連絡がつかなくなっていると言う。
同じ加圧トレーニングの施設を運営するものに取って、これらの行為は非常に迷惑な行為であり、この話を聞いた参加者からも憤りの声が聞かれた。
さらに従業員に対する給与の未払い等、労基法や民事での事件だけでは無く、悪くすれば詐欺事件に発展する要素も含んでおり、これら一連の情報がすべて事実であるとすれば、同じ加圧トレーニングの施設運営者としても許しがたい内容である。

この他にも支部に所属するインストラクターの引き抜き行為などがあったり、或いは以前グループレッスンを禁止すると言われながら、現実にはグループレッスンが横行している事など、様々な情報が寄せられて自分の情報不足を痛感する事もあった。

少なくとも当支部に所属するインストラクターが運営する施設は、正しい技術で確実な効果を挙げ、堅実、健全かつ安定した経営で、多くの利用者の方々に満足していただけるような施設であって欲しいと思う。

posted by kaatsu-master at 22:09| 大阪 雨| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月12日

暑さと体調と加圧トレーニング

≪暑さと体調≫

毎日暑い日が続いています。

こう暑い日が続くと不節制していなくとも体調管理にはかなり気を使う事になります。

今日も一人トレーニング中に体調が急変した方がおられました。

年齢は20歳代ですが、上肢のトレーニングが終わり、ベルトを外した途端に脳貧血を起こしたようでした。

水分を補給して、脚を高挙して寝て貰い念の為に血圧を測ると上が70そこそこでした。

本人に体調を聞くと、特に変わった事は無いと言うのですが、さらに聞いてみると暑さの為に食事がちゃんと摂れていない事と、睡眠不足のようでした。

下肢への加圧時には一過性の脳貧血はよく見られるのですが、上肢でしかも除圧時に脳貧血を起こすと言うのは当施設ではさほど多くはありません。


では何故こういう事が起こるのでしょうか?

その原因として考えられるのは、自律神経系の不調です。

彼の場合、睡眠不足がかなり続いていると言う事でしたが、睡眠不足が続くと自律神経の不調が起こりやすくなります。

まして食事がちゃんと摂れていないとなると、なおさらの事でしょう。

年齢が若くても、例え本人に自覚が無くとも、不節制は必ず健康状態に反映されます。

ましてこう言う不快な季節ではなおさらの事、冷房の効いた室内と蒸し風呂の様な外の環境とのはざまで、普通に食べて寝ていても体力は消耗していきます。

 

≪体調と加圧トレーニング≫

加圧トレーニングは回数を重ねる毎に圧も上がり、負荷も上がって行きます。

私自身は現在時間の関係から、加圧トレーニングは週2回しかしていませんが、私にとって現在の圧力と重量負荷の組み合わせは、ある意味限界に近いものだと考えられます。

こういう場合体調が悪いと、この前出来た圧力でのトレーニングが、今日は完遂できないと言う事が起こってきます。

反対に考えると、体調の良い時には現在の圧と負荷でのトレーニングが出来るけれど、体調が悪い時には完遂できないと言う事になります。

現在富田林の施設においでのある医療関係者の方は、週1ペースでおいでなのですが、トレーニングに来る日に合わせて体調を整えると言われていました。

判り易く言うと、好きなお酒を飲む時も、トレーニングの日が近付くにつれて控えて行き、トレーニングをする前日には十分な睡眠をとれるように配慮すると言う事になります。

また節制しているつもりなのに、何故かいつものトレーニングをしんどく感じるとすれば、どこかに体の不調があるのかも知れない、と考える事が出来ます。

私自身は、「定期的な加圧トレーニングは健康のバロメーター」と思っていますが、もし適正な圧力と重量負荷でトレーニングが継続されているなら、そしてしんどくてもそれが完遂出来るのなら、とりあえず健康な状態が維持されている。

どうやらそういう風に考える事が出来そうです。

 

 

 

 

 

 

 

posted by kaatsu-master at 22:07| 大阪 晴れ| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月20日

トレーニングを休むと

トレーニングを休むと≫

先週月曜以降トレーニングを休んでしまった。
理由は体調不良、それも歯肉炎と言うやっかいな病気のお陰である。

それ以前にこのブログは2カ月ほど休んでいた。
メインに使っていたパソコンの変更などが重なってブログを進める事が出来にくかった。

トレーニングにせよブログにせよ、しばらく休んでしまうと、再び続ける事が億劫になってしまう。
加圧の施設の利用者の方も、一旦休んでしまうと、それも1ヶ月とかの長期に渡って休んでしまうと、理由のいかんを問わず、再び行くのが億劫になる。

考えて見るとずっとその繰り返しだったかも知れない。

かつて15年ほど武道の道場をやっていた期間があったが、休まず続けてこられたのは自分が指導者であり、責任者であったからに過ぎない。

自分が練習に通う立場なら、自分の都合で休んでいたに違いない。

結局歯肉炎は完治には至っていないが、その症状と加圧トレーニングを休んでいる事のデメリットを天秤にかけると、今週の水曜日あたりが限界の様に思える。

加圧トレーニングは1ヶ月程度休んでも、通常の筋トレのように復帰する時のストレスは低い。
何故なら、負荷が軽いからである。
但し復帰する1回めのトレーニングは厳しいものがある。
特に加圧の圧力が300mmHG付近になると、とにかく復帰1回目をクリアするのが苦痛である。

だから体の不調の症状と、復帰のしんどさを天秤にかけてどの辺でもとに戻すかを考える必要が出て来るのである。

 

≪加圧やってても治りにくい病気はある≫

最初に歯肉炎と書いたが、実は加圧トレーニングでこの憂鬱な症状が改善出来ないものかを考えてみた。
例えば歯茎の腫れている局所を外科的に切開した時などは、やはり上肢の加圧トレーニングを続けていると治りは早いような気がする。

しかし歯肉炎そのものは改善しない。ひょっとしたら何らかの良い影響を与えてくれているのかも知れないが、実感するには至らない。
こういう場合は加圧トレーニングそのものが何らかの症状に直接影響を与えるのではなく、加圧トレーニングを下地にしてさらに何かをすると症状に好ましい変化を与える場合がある。

加圧筋力トレーニングがそれである。単に加圧するだけでは無く、加圧をしながら重量負荷を与えると筋肉は肥大し、強くなる。
或いは加圧をしながらパフォーマンストレーニングを行うと、パフォーマンスの向上が期待できる。

加圧で痛みを取ったり、症状を改善したりしようと思えば、単に加圧するだけではなく、そこに何かを加える事で相乗効果が起こる事がある。
その何かは多くの場合運動であったり、刺激であったりする。

私はまだ気づいていないが、きっとこの歯肉炎に効く何かがあるのかも知れない。

誰か知ってたら教えて下さい。


 

posted by kaatsu-master at 23:24| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月15日

加圧トレーニングとCOPD

《COPDのこと》

最近良く聞く医療用語にCOPDと言うのがあります。
このCOPDは簡単に言うと特にに喫煙により肺に慢性炎症が生じ、これにより、肺胞の破壊や気管支粘液腺の肥大が起き、その結果息切れを生じたり、咳や痰が増加する病気を言います。

以前肺気腫と呼ばれていた病気と慢性気管支炎と呼ばれていた病気は、それぞれが合併することが多く、この二つによる閉塞性肺疾患を合わせてCOPDと呼ぶようになりました。

厚生労働省の統計によると、2005年に14,416人(全死亡数の1.3%)がCOPDにより死亡し、死亡原因全体の10位といわれ、男性に限ると7位を占めると言われています。

この疾患は特に現在タバコを継続的に吸っていなくても、過去に一定期間吸っていた事でも起こると言われています。

 

《加圧トレーニングとCOPD》

さて本題ですが、最近私の加圧トレーニング施設でもこのCOPDが疑える男性の利用者の方が複数名おいでになります。

何故そんなことが言えるのかと言うと、加圧トレーニングを一定期間継続してもトレーニング中の息切れが直らないことなどからその症状が疑えるのです。

喘息にも運動誘発性喘息といわれるものがありますが、ひどい場合このCOPDは階段を数段上がっただけでも息切れがするようで、加圧トレーニングで特に有酸素系の運動をしていなくても、たとえば腹筋運動などでも息切れを起こして運動が続けられなくなるようなケースです。

このような場合、息切れの割には心拍数は極端に上がっていない場合が多いようです。

当然当施設ではこのような利用者の方には病院の呼吸器内科の受診をお勧めしています。

しかしこの疾患に関しては絶対にタバコを辞めない限り悪化の一途をたどる訳ですから、最終的に「どうしたらタバコを辞められるのか」と言う話になってきます。

私自身は現在タバコを吸わないので、禁煙で苦しんだ記憶がありません。
しかし今習慣的にタバコを吸っている人が理由の如何を問わず、簡単にタバコを辞められるとも思えません。

加圧トレーニングに限らず、COPDなるまでならタバコを吸っていても激しいスポーツができるという人は沢山います。

年齢によるものか、それとも今までタバコを吸ってきた量によるものなのかは判りませんが、やはり継続してトレーニングを快適に続けようとするのならタバコは辞めると言う選択をせざるを得ないように思います。

そういえば加圧トレーニングの指導者が集まる場所で、堂々とタバコを吸っている古い指導者を見かける事があります。

日本加圧トレーニング学会としては禁煙を宣言しているくらいですから、やはり指導者の自覚としてタバコは辞めていただきたいと思います。
もしどうしても吸いたいのなら、トイレで隠れて吸って欲しいものです。

冗談はさておき、最近は喫煙者が肩身の狭い思いをするようになって来たと言うのに、世相に逆らって女性の喫煙者が増えています。

恐らく加圧トレーニング愛好者の女性の中にも、少なからず喫煙者が潜在しているのかも知れませんが、もしCOPDの症状に該当するような症状が現れたら、病院を受診した上で思い切って禁煙にチャレンジするべきだと思います。

posted by kaatsu-master at 20:42| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月30日

最近の加圧トレーニング事情_1

《価格とクォリティ》

最近大阪でも随分加圧トレーニングの施設が増えてきた。
それはそれで喜ばしい事なのだが、残念な事に施設の増加に伴い質の悪いサービスを提供する施設が増加していると聞く。

例えばアップクンだけでやっているある施設では、設定圧の決定はどころか圧を計測する事も無く、ただ「きつくありませんか」と聞くだけで適当にベルトを巻いてトレーニングさせると言う事である。

また加圧マスターを使っている施設でも、初めて来た人にいきなり200oHGを超えるような圧力をかけてトレーニングさせていると言う。
また「今どれくらいの圧力ですか」と聞くと、「教えられない」と言って答えてくれないと言う。

果たしてこう言う施設ではインストラクターは適正圧を出す事が出来ないのだろうか、それとも高い圧でいきなりトレーニングをさせる事で、お客さんに満足感を与える事が良いことだと思っているのだろうか。

私も今まで多くの加圧トレーニングインストラクターを養成してきたが、講習の度に「適正圧、適正圧」と口を酸っぱくして言い、実習にも時間を割いているので、私の言う事をちゃんと守ってくれている施設では自身を持って適正圧を導き出し、お客さんにきちっと説明もしていることだと思う。(正直、ちゃんとやっているかどうかが不明な施設が僅かながらでもあるのは残念である。)

また大阪全体で見ると、トレーニング料金の安い施設が増えだしてきているようで、この価格の低さとサービスの質というものが比例しているような傾向が見て取れる。

安かろう悪かろうだと言えるのかも知れない。

先日も当支部に属する施設の指導者から「私たちは先生に教えられた事に忠実に、標準圧や適正圧を重視してやっている、しかし他の施設で体験した人から、お宅は圧が低いんですねと馬鹿にしたように言われる事が多い、これはおかしいのではないですか」と言われた。

まさにこれはおかしい。おかしい事が加圧トレーニングの業界ではまかり通っているのである。

特に大阪のお客さんと言うのは、安い物に飛びつく習性があるようで、新しい施設が出来て、今まで通っていた施設より値段が安いと、すぐにそちらに変わってくると言う。

つまりサービスの質と料金のバランスを見るのではなく、安い事が良い事だと言う価値観が強いようなのである。

しかしバッタ屋ではあるまいし、こと加圧トレーニングにおいてはこの論理は通用しない。

先の例で言えば、圧も測らずに適当にアップクンを巻いてトレーニングをさせたり、初心者に200oHGを超えるような圧力をかけてトレーニングさせるような施設は危険と言う以外の何者でも無く、お客さんからお金を貰うだけの価値はないと思う。

加圧トレーニングのサービスの価値と言うのは、その場その場の満足度云々ではなく、あくまでも3ヶ月、6ヶ月、1年、2年と継続していく事で、そのトレーニング年数に応じて体が変わっていくものでなければならないと思う。

やはりまだまだ一般の人たちには加圧トレーニングに関する情報は不足しているから、良い施設も悪い施設も、つまり味噌も糞も一緒にされているのだろうし、不良施設ではインストラクターの無知とお客さんの無知が重なり合って、本来の加圧トレーニングとはかけ離れた訳の判らないものが横行しているのだと思う。

おかげさまで私の施設では、トレーニングの質を重視する方が継続して加圧トレーニングを継続されている。

質なんかどうでも良いから安かったら良いとか、おしゃれな施設だったら良いと言う様な人は来ないし、たまに体験で来ても先ず入会する事は無い。

そう言う人は当施設の会員としてふさわしくないからである。

お客さんも施設を選ぶだろうが、うちでも客を選ぶ。

ただお客さんが加圧トレーニングの事を詳しく知らないのは仕方が無いから、誤った判断基準で施設を選ぶ事があるかも知れないが、加圧トレーニングの初歩の初歩も理解していないインストラクターがいて、客の無知に付け込んで商売をしているのを見るにつけ、やりきれない気持ちになるのは私だけではないと思う。

 

 

 


 

posted by kaatsu-master at 16:14| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月20日

日本加圧トレーニング学会総会報告-3

《加圧によるインナーマッスルトレーニング法》

総会2日目の一般研究発表最後のグループのトップが私の発表です。

今回の新しい研究発表の内容だけでしたら例年と変わらないボリュームなのでなんら問題は無いのですが、自分の中では一昨年、 昨年そして本年の3回全体で加圧トレーニングによるインナーマッスルトレーニング法をまとめたいと考えていましたので、 最初からデータを見直す作業を始めました。

当然それらの見直した結果についても発表する必要があるので、3回分の研究発表を1回でやってしまわなければならない事になりました。
もちろん1回分の発表時間は8分と限られていますから大変です、実はこの事が私の中で大きなプレッシャーになっていたのです。

学会に来られている方の大半が、私の今までの発表内容については知らない人ばかりです。
そう言う方々にも、なんとかここに至る今までの経緯を知って欲しいと言う強い思いがありました。

もちろん何度か発表のシュミレーションもしましたが、発表内容の全体を説明すると15分程度の時間がかかります。
これでは全く話になりません。
そこで過去の内容に関しては、要点だけに絞りできるだけ視覚的な図などを見てもらいながら説明すると言う事にして時間を短縮していきました。

本番ではなんとか時間内ギリギリに発表を終える事が出来ました。
質疑応答の時間が4分間あるのですが、今年も質問はお一人だけでした。

私の今回の発表の要旨は高校野球の投手を使った実験で、1群は一定の圧力と一定の負荷でトレーニングをし、 もう1群は段階的に圧力を上げながら負荷を下げると言う手法で、 トレーニングの後でそれぞれの群でコントロールがどの様に変化するかを見たものです。

結果としては同じ圧と同じ負荷で加圧トレーニングするよりは、段階的に負荷を変えたほうがコントロール率が上昇すると言うものです。

また一定圧と一定負荷の場合は8名中5名のストライク数が低下しましたが、 段階的な変更の場合はストライクが低下した者が8名中2名に留まりました。

一般的に投球のコントロールは肩のインナーマッスルの影響を受けると言われていますので、これらの研究結果からは、 加圧トレーニングを用いてインナーマッスルのトレーニングを行う際は、 アウターマッスルとは異なり圧と負荷のバランスをよりシビアに調整する必要がある事が説明されます。

また従来のインナーマッスルトレーニングといえば、 チューブやラバーを用いて個々のインナーマッスルをトレーニングすると言うインナリングが主流でしたが、 この方法を使えば加圧をかけてキャッチボールをするだけで投球フォームを崩すことなくインナーマッスルのトレーニングが行える事が可能となります。

私としてはプロ、アマを問わずこのトレーニング法が普及すれば良いと思っているのですが、それはなかなか難しいようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by kaatsu-master at 10:40| 大阪 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月18日

日本加圧トレーニング学会総会報告-2

《加圧トレーニングは常に進化している》

自分の発表は2日目、15日(日)の午前の最後のグループです。

初日は教育講演を中心とした内容でしたが、最近は病気に対する治療法としての加圧トレーニングが着目されているようで、 特に今回は2日間を通してメタボに関する内容の講演が沢山ありました。

理想は加圧トレーニングだけでレジスタンストレーニングと、エアロビクス(有酸素)トレーニングが出来れば一番ありがたいのですが、 加圧トレーニングの研究に携わる人たちは、その点を一つのテーマとして取り組んでいるように見受けられました。

2日目は一般研究発表です。

これもやはり医療系の発表が多く、加圧トレーニングによる治療効果に関する内容が中心となっていたようです。
中にはトレーニングに関する目新しい発表もありましたが、研究の根幹で加圧トレーニングに関する基本的な知識を欠いていたりして、 期待して聞いた割にはがっかりさせられたものもありました。
これも指導者の資質の問題でしょうか?

今回の学会を見て全般的な感想としては、やはり『加圧トレーニングは進化している』と言うのが率直な印象です。
私が加圧トレーニングを始めてかれこれ8年以上になりますが、その当時の常識から比べても隔世の感があり、 常に新しい情報を持っておかないと加圧トレーニングの指導者としては質を維持できないと言う事が改めて実感されました。

また研究内容としては全般的に、加圧していないグループとしているグループの比較と言う事になってしまっていますが、 実は加圧の仕方によっても随分と効果に差があるので、今後はそう言う深く突っ込んだ研究も進んで来る事を期待しないではいられません。

初日の締めくくりは恒例の懇親会でした。
今までは会場のある本郷の東京大学内に懇親会の会場も設けられていましたが、今回は参加人数も多く初めて学外の会場が使用されました。

この懇親会と言うのも、今までは年に一度しか顔を合わさない人との再会の場だったのですが、今回は参加者の数が多くて、 参加していたのに会えないで終わった人もいたかも知れません。

この調子だと来年にはもっと学会員の数が増え、懇親会の参加者数も増えている事でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by kaatsu-master at 10:19| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月16日

日本加圧トレーニング学会総会報告-1

《日本加圧トレーニング学会総会》

2月14日と15日に東京大学安田講堂で『第5回日本加圧トレーニング学会総会』が開かれました。
毎年の事ですが、私は前日の13日から東京入りして、こういう機会にしか会えない友人と旧交を温める事にしています。

今年は学会会場のある本郷に近いお茶の水のホテルをとる事が出来ました。
そういえば昨年も一昨年も例の東京マラソンと重なって、ホテルがとりにくかった記憶がありますが、 今年はその東京マラソンの日程が変わったせいで、全く問題なくホテルが取れたようでした。

東京駅まで友人に迎えに来てもらい、先ずお茶の水のホテルにチェックインしてから、 少し用事があったので水道橋まで出かけました。
水道橋の用事はすぐに済んだのですが、どこで飲むかと言う事になって、結局水道橋の駅近辺の居酒屋さんに入る事になりました。

水道橋からお茶の水は総武線で一駅の距離なのであっという間にホテルに帰りつきました。

実は15日の学会では一般研究発表で私も発表する事になっていたのですが、 大きな不安要素があったのです。

私はこの学会が出来たときから縁があって、づっと研究発表をさせていただいています。

1回目はたまたま加圧トレーニング直前と直後に撮影できた、 血液画像の変化が面白いと言う事で紹介させていただいたのですが、2回目は加圧トレーニングによって人の不安度がどのように変化するのか、 と言う事を質問紙法を使って計測した結果を報告しました。

そして3回目から5回目は野球における投球から、 加圧トレーニングによるインナーマッスルトレーニングを体系化したいと考えてピッチングを中心に計測と研究を繰り返してきました。

1回目では加圧トレーニングによって球速がどの様に変化するのかを、 加圧トレーニングした群としない群で比較しました。

また2回目では、 同じ加圧トレーニングをしても圧の掛け方と負荷の掛け方の組み合わせで違う結果が得られる事を報告しました。

そして今回は投球に関する報告としては3回目であり、 私としては加圧トレーニングによるインナーマッスルトレーニング法の総括編として一区切りのつもりなのです。

主な報告内容としては、やはり同じ圧と同じ負荷でトレーニングする場合と、 段階的に圧と負荷の組み合わせを微調整する事で投手のストライクの率が大きく変わると言う内容です。

しかしあまりにも内容がマニアックであるために、 多くの人にその内容を理解してもらう事が困難なのです。

そして今回は今までの研究を総括すると共に、 新たなトレーニング法とその効果を報告すると言う内容であるため例年に無くスライドの量が多く、 8分と言う持ち時間の中で発表すると言う事が至難の業に思われたのです。

 

 

 

 

 

posted by kaatsu-master at 12:25| 大阪 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月15日

筋トレとバランスについて

《体のバランス》

昨日実業団の全国女子駅伝を見ていて気づいた事がありました。
それは5区の11.6キロを走ったホクレンの赤羽さんと言う選手の事です。
彼女はママさん選手として北京オリンピックにも出ていましたが、今回彼女の走りをテレビで見ていて感じた事は、 実に体全体のバランスが良いと言う事でした。

反面彼女に追いあげられる形で同じ5区を走った三井住友海上の大平さんは、後半どんどん体のバランスが崩れてきていました。

この体のバランスと言うのはどんな種目にでも重要な要素で、野球、ゴルフ、 テニスから格闘技まで全ての種目について大きな影響を与えています。

しかし特に陸上競技の長距離などでは、体のバランスが崩れていると時間経過と共に疲労を助長する結果につながります。

赤羽さんが普段どのようなトレーニングを行い、コンディショニングをしているのかは知りません。
ひょっとしたら元々バランスに恵まれた体を持っているのかも知れません?
しかし年齢を考えると日常的なコンディショニングがうまく出来ているのだと思います。

筋トレとコンディショニング》

以前にもこのブログで触れましたが、 うちの施設でも加圧トレーニングとコンディショニングを一緒に行っているアスリートは何名かいます。
それは筋肉系、骨格系のバランスを取らずに筋力だけを向上させても、 高いパフォーマンスは望めないと言う私の経験から導き出した法則性から来る結論だからです。

陸上競技の、特に走る競技においては、短、中、 長を問わず全身のバランスとバランスの取れた筋力強化が高いパフォーマンスを発揮すると共に、 赤羽さんのように長年に渡る選手寿命をキープしてくれます。

筋トレやスキルの向上に主眼を置くことは重要ですが、 少なくとも昨日見た実業団の女子駅伝のレベルでは筋力強化と全身のバランスの双方がちゃんと出来ている選手と言うのは非常に少ない様に思えました。

若いうちは若さや柔らかさでごまかしがきくものなのですが、年齢と共にそのごまかしがきかなくなって来ます。

ゴルフの石川君やテニスの錦織君なども、今からそう言う認識を持ってそれぞれの種目に取り組んでいかないと、 長い選手生活を続けられなくなる可能性が出てくるかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by kaatsu-master at 11:51| 大阪 晴れ| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月28日

第10回加圧トレーニングカンファレンスのこと

東京カンファレンス》

今年もこの時期に加圧トレーニングのカンファレンスが開催されました。

去年も大阪でちょうどこの時期にカンファレンスが開催されていました。

私にとってはこの時期は自分の見ているマラソンランナーが出る大会と重なる事が多くて、時間のやりくりに戸惑う事が多いのです。

幸い去年は大阪での開催だったので、和歌山のマラソン開催地で選手のコンディショニングを済ませて、大慌てで電車に乗り、 カンファレンス会場の梅田まで駆けつけました。

しかし今年はそういう訳にも行かず、マラソンへの帯同はあきらめて東京のカンファレンスに出席しました。

確か去年のカンファレンスの事もこのブログで書いたのですが、東京という土地柄もあってか、また一般の方も参加無料という事もあり、 700名を超える参加者があったとの事でした。

もっとも最後に加圧トレーニングの広告塔ともいうべきタレントの杉本彩さんがパネルディスカッションで登場すると言う事もあって、 最後まで立ち見の方もおられたようです。

一時期は藤原紀香さんが加圧トレーニングの広告塔の役割を果たしていましたが、やはりその辺はタレントさんという事で、 事務所の絡みやギャラの問題など色々あるのでしょう。

 

でも杉本さんてコアリズムでスリムになったんじゃなかったかな(笑)

 

話は変わりますが、私は少し前までよく東京でセミナー(加圧とは関係ない)を開催していたりした事もあり、多いときには月に2、 3度は東京で仕事をしていた時期もありました。

しかし最近は上京すると言えば加圧に関連する事に絞られるようになって来ました。

また講習などのセミナー業としての比率も圧倒的に加圧に関連したものが多くなっています。

 

《加圧雑感》

元はといえば今を去ること7、8年前に、加齢による自分の体力低下を何とかしたい、欲を言えば若返りたいと言う思いから、 自分のためにはじめた加圧トレーニングでしたが、いつの間にか加圧で飯を食うプロになってしまいました。

治療家としての側面から見ても、加圧の治療効果は高く、治療全体としても鍼などを用いる比率が格段に少なくなり、 加圧による治療の比率が多くなっています。

鍼灸師の私が言うのもおかしいのですが、加圧を使いこなす事で今まで鍼や他の物療が占めていた割合が格段に下がってきました。

今回のカンファレンスでも、鍼灸や柔整の方が治験例発表をされていましたが、 やはり多くの治療家の方が他の治療法から加圧を中心に切り替えられているようです。

これは加圧による治療効果の高さが他の療法に比べて直後効果、持続効果など、どの点をとっても格段に優れている、 という点にあると思います。

もちろん加圧による治療が万能とは言いませんが、私の場合を例に取ると、やはり治療の中心は加圧で、 他の療法はそれを補うと言う形になってきています。

 

カンファレンスには日本全国から加圧トレーニングの指導者の方も見えていますので、普段話が出来ない方とも交流が出来るのですが、 最近指導者間でよく話題になるのが〔よくない加圧〕の事です。

これだけ加圧の施設が増えてくると、まともにやっている施設とそうでない施設に分かれてくるのは仕方がないことかも知れませんが、 かなりでたらめな『加圧トレーニング』の施設もあるようです。

去年のカンファレンスから1年、振り返って見ると加圧トレーニング業界全体も、 また私の周辺でも加圧に関る大きな変化が起こっています。

しかし私のスタンスとしては、流行に流される事なく、 加圧に関してはマイペースで自分のやり方を高めながら日々の治療家としての仕事もパーソナルトレーナーとしての仕事も、 またインストラクター養成の仕事も少しでも良い内容を提供していけるようにしたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

posted by kaatsu-master at 11:47| 大阪 晴れ| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする